薬の頼り過ぎは危険

体験談

髄膜炎体験談①頭痛、発熱、扁桃炎。持病の放置と市販薬の飲みすぎに注意

 

 

2018年の冬、髄膜炎という病気に罹ってしまい、生死の縁をさまようことになってしまった自堕落管理人が、己の戒めの思いを込めて髄膜炎の体験談(というか恥)を書き連ねます。

仕事中意識を失い救急搬送され気づいたら病室。

30代の後半になって還暦を過ぎた母親に号泣されたのは本当に堪えました。

こんな方におすすめ

  • よく扁桃腺が腫れて膿が溜まってしまう人
  • 市販の鎮痛剤や解熱剤でどうにかしようとする人
  • 3日以上高熱が続いている人がいる人
  • 高熱に加え、耐え難い頭痛が継続している人

※髄膜炎って何??という方は以下の記事で「髄膜炎」についてまとめておきましたのでお読みいただけると幸いです。

 

 

「致死率」や「後遺症」という怖い単語も多々ありますが、髄膜炎の怖さを一人でも多くの人に知っていただき、私のような目に会う方が一人でも減りますようにと祈っております。

そして、私も二度と髄膜炎にかかりませんように!!

 

 

髄膜炎で倒れる直前の生活

忙しくなればなるほど自己管理が疎かになり、体調が悪化するのはもはや自然の摂理!!

2018年の11月ごろ、私は仕事中にブッ倒れ、救急車で運ばれ、そのまま緊急入院

そんな経験をしました。

「突然」体調が悪くなったの??

否、倒れたのは11月なのですが、

実は9月ごろから以下のような症状がず~~~っと「治ってはぶり返す」という状態が続いていました。

治らない症状

  • 頭痛
  • 風邪(微熱、咳)
  • 扁桃炎

では、それらの症状が続いていた時、私がどのように対処し、どういった生活を送っていたかというと・・・

仕事

まずは仕事なのですが、月間の労働時間が平均して230~250時間位、一日約12時間労働、土日出勤は月に1回、2回程度という

「小忙しい」

状態が続いておりました。

IT企業、特にSIerに分類される企業に属している方はわかると思うのですが、決してMAXに忙しい状態では有りませんでした。

 

管理人
帰れたしな・・・

 

ただ、前述の通りの症状(微熱・風邪・扁桃炎)に悩まされていたので、仕事では多少見落としが多いかな???という感じでした。

 

生活

平日は仕事、休日は最低限の外出と寝溜め。もしくは積みゲーの消化という「正しい社畜ロード」のど真ん中をスキップしながら進んでおりました。

もちろん、接待をはじめとするいわゆる「飲み」の席には当然フル参加しておりました。

定期的な運動などもちろんしておりません!!

それどころか、車通勤が可能な会社に努めていますので、15分以上歩くこともほぼ無かったです。

そしてタバコは一日に一箱は確実に吸っていました。(今も吸ってますが、本数は激減してます)

 

・・・すごいなこの生活。

 

食生活

全く褒められたものではなく、むしろ最悪といっても過言では有りませんでした。

運動不足と相まって毎年5キロほど継続的に増量し続け、体重は100キロを超えていました。

食べる量が多いというよりは「不健康な食生活」そのものでした。

  • 一日二食(15時、23時)
  • たまに完食
  • お酒は毎日飲む
  • コーヒーは毎日2リットル近く

「猫まっしぐら」ならぬ「デブまっしぐら」

そしてカフェインの過剰摂取による睡眠の質の悪化

「お酒」が主食に近かったので、酒に合う「カラアゲ」「焼き肉」などをバクバクと食べる

「高カロリー」「高脂質」「塩分過剰摂取」という三拍子揃った最悪の状態でした。

野菜はコンビニ弁当の端にあるシナシナになったほうれん草と某有名メーカーの「野菜ジュース」で食べた気になってました。

 

 

微熱や高熱が一ヶ月以上続く

体温計

 

微熱が一週間以上続くときは病院へ行こう

どんなに忙しかろうと一週間も微(高)熱が続くのは「異常事態」です。仕事の忙しさにかまけて通院を後回しにするととんでもない目に会います。

 

治らない扁桃炎

30歳を超えたあたりから、毎年季節の変わり目に扁桃炎にかかってしまい「水が飲めなくなるほど喉が痛くなる」「高熱がでる」というかなりキツイ症状に悩まされているのですが

いかにキツかろうと毎年のように扁桃炎にかかっていると慣れてくるもので(本来はこの時点でおかしい)市販の風邪薬と鎮痛剤(ロキソニン)でだましだまし対処し、

「いよいよ呼吸するのもヒリヒリ痛くなってきた」

という場合は医者に駆け込み

「喉に注射を刺し、膿を抜いてもらう」

という我ながら恐ろしい慣れっぷりで、本来ながら1週間程度で治る扁桃炎が2ヶ月近く治ったり悪化したりを繰り返していました。

 

 

 

ロキソニンの常用、過剰摂取

もともと偏頭痛持ちだったので、ロキソニンは家に常備してありました。

そしてこのサイトを見て勘違いされると困るので前置きなのですが、「ロキソニンは素晴らしい薬」です。

用法・用量、医者・薬剤師の指示を守って飲む限りは、特に偏頭痛持ちの人間にとっては「痛み」をかなり軽減できる「救世主」といっても過言ではない「素晴らしい薬」です。

 

用法・用量を無視する

ロキソニンSを製造・販売している「第一三共ヘルスケア」のホームページを確認してみると、以下の記載があります。

 

  • 服用は15歳以上から
  • 一回につき一錠、一日2回まで。(再度症状が現れた場合は一日3回まで)
  • 服用間隔は4時間以上あける

参考リンク:ロキソニンS

 

ロキソニンは胃に大きな負担を与えず(負担が無いわけではない)、「眠くなる成分を含まない」ということで、多くの人に愛用され、「常備薬」としての地位を確立していると言っても過言では有りません。

そして、私は入院する前の1ヶ月は「扁桃炎」を発症し、酷いときには喉が痛くて水も飲めない状態になっていたので、ロキソニンを一日6錠(一回2錠、時には3錠)摂取していました。

 

素人考えなのでなんとも言えませんが、毎日37度、38度の熱が有りながらも「なんとなく」仕事ができていた理由の一つとして

「ロキソニンを飲みすぎて麻痺状態になっていた」

ことが考えられます

 

皆様も薬は用法用量を必ず守るようにしてください。

 

まとめ

髄膜炎で入院する前から、私の状態は「めちゃくちゃ」な状態でした。

結婚していたときは奥さんがいたので、お互いに気を使い、ご飯も健康的なものを作っていましたが、1人の生活が長くなるにつれ生活態度・習慣は荒れに荒れてしまっておりました。

それに加え、鎮痛剤を多用し問題の先送り。

本来痛みというのは体が出す危険信号ですそれを無視して、仕事や無茶な生活を続けるとどうなるか。。。

 

体は機能を一時停止させます。

次の記事は「倒れて、救急車に担ぎ込まれ、入院した生活」について記載いたします。

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